行政書士試験について

【点数推移で立証】行政書士試験は800~1000時間勉強すべき理由

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

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行政書士試験の合格に必要な平均的時間は一般的に600~800時間などと言われたりします。

 

しかし、個人的には行政書士試験の合格を目指すのであれば、最低でも800~1000時間は勉強した方が良いと思います。

 

なぜなら、行政書士試験の勉強時間が600時間前後ぐらいから点数が一気に伸びる時期なので、勉強時間を600時間程度に抑えると勿体ないからです。

 

以下では、私が実際に行った勉強時間と、勉強時間別の模試の得点推移をもとに、行政書士試験は800~1000時間が勉強すべき理由について解説していきます。

私が行政書士試験に費やした勉強時間は1021時間

 

私が行政書士試験の勉強に費やした時間は合計で1021時間でした。(因みに、勉強時間は1021時間ですが、すべてが座学というわけではなく移動時間や隙間時間などの音声講義での勉強も含まれています。)

 

なぜ、ここまで正確な時間がわかるのかというと、勉強の初日から毎回勉強する際にストップウォッチで勉強時間を測っていたからです。

 

もともと私は行政書士試験の勉強を始める前から、ネットなどで言われている行政書士試験の合格までに必要な勉強時間に疑問を持っていました。

 

というのも、ネットでは行政書士試験の合格に必要な平均的な勉強時間は600~800時間などといろいろなところで言われていますが、実際にしっかりと勉強時間を測った結果を紹介している人がいなかったからです。

 

そこで、実際に自分を実験台にして、どれぐらいの勉強をすれば行政書士試験に合格できるのか調べてみました。

 

もちろん、記憶力などには個人差があり、この情報が正しいと断言するわけではありませんが、勉強時間とその勉強時間での模試の点数の推移を公開している人は他にいないので、ある程度は参考になるのではないでしょうか。

行政書士試験の勉強を1000時間するまでの模試の得点推移

 

私は行政書士試験の本試験を受けるまでに予備校や市販の模試などを合わせて合計10回受けました。

 

以下では、行政書士試験を1000時間するまでの期間において、どれぐらいの勉強時間で模試でどれぐらいの点数が取れたのかの得点推移を紹介していきます。

 

第1回目模試:勉強時間183時間⇒120点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
LEC到達確認模試第1回 183時間 120点 43.5 504/718 C判定

 

行政書士試験の勉強を始めてから183時間目で第一回目の行政書士試験の模試を受けました。

 

受けた模試は「LEC到達確認模試第1回」だったのですが、自分が想像していた以上に問題が全然解けずに、帰りにかなり落ち込みました。

 

この時、自分のこれまでの勉強の仕方が間違っていると思い、過去問で勉強する時間の比率を上げました。

第2回目模試:勉強時間255時間⇒138点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
LEC到達確認模試第2回 255時間 138点 46.6 508/832 C判定

 

第二回目の模試までに勉強した時間は255時間でした。

 

前回の模試でかなり痛い目をみたので、それまでとは少し勉強スタイルを変えて、それなりに過去問も解けるようになったこともあり、少し自信がありました。

 

しかし、結果は1回目と同じく無残なもので、帰りに再び落ち込みながら帰りました。

 

そして、勉強を始めた当初は最小の勉強時間で合格することを目指していたので、600時間を目標に勉強しようと計画していたのですが、600時間では合格できる微妙なラインになると感じたのです。

 

なので、そこからは目標の勉強時間を800時間に修正し、勉強を進めていくことにしました。

第3回目模試:勉強時間393時間⇒158点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
LEC全日本行政書士公開模試 393時間 158点 53.0 471/1238 B判定

3回目の模試までの勉強時間は393時間でした。

 

法律の勉強の仕方に慣れてきたのか、これぐらいの勉強時間が経過したぐらいから少しずつ勉強の質が上がってきたように感じました。

 

また、それに加えて今まで以上に勉強時間を増やしているので、過去2回の模試と比較すると模試の問題が結構解ける力が付き始めてきました。

 

そして、それまでは合格できるイメージが一切わかなかったのですが、これぐらいのころから少しずつ「もっと勉強すれば合格できるかも?」と合格を意識しはじめるるようになりました。

 

第4回目模試:勉強時間479時間⇒154点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
LEC全日本行政書士公開模試(第2回) 479時間 154点 56.5 283/1321 B判定

 

4回目の模試までの勉強時間は479時間でした。

 

第3回の模試でそれなりに点数が伸びたので、今回も点数を伸ばして何とか180点を取ってやると意気込んで勉強していたのですが、結果は154点でした。

 

合格基準点まで届かないどころか、前回の得点よりも悪く、勉強しているのに点数が伸びないという完全に伸び悩みの時期でした。

 

ただ、得点は前回よりも低かったのですが、問題が前回よりも難しかったようで、偏差値と全体での順位が上がっているのが唯一の救いでした。

 

行政書士試験は合格基準点が絶対評価の試験なので、周りの人の点数は関係ありませんが、自分の成長の判断材料として使うの良いかもしれませんね。

 

第5回目模試:勉強時間526時間⇒140+α点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
TAC直前予想(第1回) 526時間 140+α点

 

5回目の模試までの勉強時間は526時間でした。

 

これまでは大手通信予備校のLECの模試ばかりを受験していたのですが、もっと模試で実戦経験を着ける必要があると感じたので書店で販売されている市販の模試を自宅で受けました。

 

点数が140+α点と表記していますが、これは自宅で受けた模試なので正確に記述の採点が出来ない為、記述抜きの140点と記述の点数α点で表示しています。

 

ただ、自己採点としては記述の得点は10~20点前後だったので、やはり模試の3回目、4回目と同じく点数が伸びませんでした。

 

点数が伸びなかった理由としては予備校によって問題の出題傾向が違うということもあったかもしれませんが、ここに来ていろいろな知識が増えて頭が混乱してしまった感がありました。

 

本当にこの時期はどれだけ勉強しても点数が伸びなかったので完全にスランプ状態で大変でした。

 

そして、このまま目標の800時間を勉強したとしても合格できない可能性があると不安になり、1日の勉強時間を増やして目標の勉強時間を800時間から1000時間に変更することにしました。

第6回目模試:勉強時間603時間⇒172点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
LECファイナル模試 603時間 172点 59.5 243/1651 B判定

 

6回目の模試までの勉強時間は603時間でした。

 

勉強を始めた当初の目標だった600時間を超えましたが、模試の結果はというと172点で、行政書士試験の合格基準点には届きませんでした。

 

ただ、3~5回目の模試で150点前後をウロウロしていたので、そのスランプを抜け出した感があって良かったです。

 

また、600時間勉強した感想としては、簡単な年の行政書士試験であれば合格できる可能性はあるかもしれないなと感じました。

 

ただ、あくまでも簡単な問題だった場合でも合格できる“かも”しれないのであって、難しい試験であれば完全に落ちるだろうなとも思いました。

 

なので、行政書士試験の合格に必要な勉強時間が600~800時間と言われているのは、強ち間違いではないですが、600時間だと不合格になる可能性の方が高いだろうなというのが個人的な感想です。

第7回目模試:勉強時間689時間⇒180+α点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
TAC直前予想(第2回) 689時間 180+α点

 

7回目の模試までの勉強時間は689時間でした。

 

7回目は自宅模試だったので正確な記述の採点は出来ませんでしたが、初めて行政書士試験の合格基準点である180点を超えれました。

 

しかも、記述の採点なしのマークシートの点数だけで180点を取れたのはかなり自信につながりました。

 

これぐらいのことから、行政書士試験に落ちるよりも受かるイメージの方が強く思い描けるようになってきたのですが、一般知識での足切りがかなり気になり始めました。

 

特に、私はもともろ理系出身で、政治・経済・社会が苦手なので、模試でも正解が5~6問とかなりギリギリのラインを彷徨っていたのです。

 

そして、どれだけ頑張って勉強しても一般知識で足切りされたら努力が水の泡になると思い、この模試以降は一般知識の勉強にも力をかなり入れ始めました。

第8回目模試:勉強時間773時間⇒192点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
LEC厳選!直前ヤマ当て模試 773時間 192点 56.5 214/845 A判定

8回目の模試までの勉強時間は773時間でした。

 

今回が予備校で受ける模試は最後ということで、気合を入れて頑張ったのですが何とか行政書士試験の合格基準点である180点を超え、最後をA判定で終えられました。

 

ただし、合格基準点に10点ぐらしか余裕がないので、問題によっては不合格になる可能性は全然あり得るとかなり不安でした。

 

とはいえ、ここから先は勉強し続けるしかないので、とにかく落ちても悔いがないようにやれるだけのことはやろうという気持ちで勉強を続けました。

 

第9回目模試:勉強時間857時間⇒170+α点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
TAC直前予想(第3回) 857時間 170+α点

9回目の模試までの勉強時間は857時間でした。

 

第9回に関しては自宅模試の為、記述の正確な採点は出来ませんでしたが記述なして170点で、恐らく記述を入れると180~190点ぐらいではないかと思います。

 

今回に関しても何とか模試で合格基準点の180点を超える点数は取れたのですが、ハッキリ言って全然不安は消えません。

 

感覚的には6割ぐらいは合格できるかもしれないけど、4割ぐらいは落ちるかもしれないという気持ちでした。

 

第10回目模試:勉強時間988時間⇒212+α点

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
フォーサイト行政書士試験模試 988時間 212+α点

 

10回目の模試までの勉強時間は988時間でした。

 

私は大手通信講座のフォーサイトを利用していたので、テスト直前にフォーサイトから送られてくる「本試験レベル」という模試を受けました。

 

結果はというと、マークシートだけで212点/240t点と9割近く正解していて、記述を入れると260点近くはあったかなと思います。

 

ただ、直前模試というのはテスト前に受験生の自信を無くさせないように、比較的簡単に作られているのであまり参考にならないと個人的には思いました。

 

行政書士本試験:勉強時間1021時間⇒182点

 

模試名 勉強時間 点数 偏差値 順位 評価
行政書士本試験 1021時間 182点

 

行政書士試験の本試験までのトータルの勉強時間は1021時間でした。

 

そして、結果はというと本当にギリギリの合格でした。

 

正直言て、試験終了後は完全に不合格だと思いました。

 

なぜなら、本試験は模試よりも比較的簡単な問題が出題されるとネットで言われていたにもかかわらず、実際には模試よりも本試験の方が難しいと感じたからです。

 

もちろん、本試験で自分の想定以上に難しい問題が出題されたから、パニックになって分からなくなってしまった可能性は否定できませんが。

 

ただ、唯一の救いとしては私が受験した令和元年の法令科目が例年と比較すると難しかったようで、記述の採点が若干甘かった為に合格できたのではないかと思います。

 

(因みに、一般知識に関してはここ数年の中では最も簡単な年だったみたいなのですが、政治・経済・社会が苦手な私にとってはあまり関係がありませんでした。)

 

ま~、なんにせよ、もし私が行政書士試験の勉強を600~800時間だけで終わらせていたら、不合格だったことは間違いないでしょう。

 

そして、私の模試の点数推移を見てもらっても分かる通り、勉強時間が600~800時間というのは合格・不合格のどちらの転んでもおかしくない一番中途半端な勉強時間ではないかと思うのです。

 

これが、私が行政書士試験の勉強は600~800時間ではなく、800~1000時間はした方が良いと思う理由です。

 

まとめ:行政書士試験は800~1000時間勉強すべき

 

行政書士試験の合格に必要な勉強時間をネットで調べると600~800時間と言われていますが、実際に私が勉強時間を測りながら検証した結果としては600時間で合格を目指すのは厳しいかなという印象です。

 

もちろん、その人の頭の良し悪しによっても差があるとは思いますが、600時間勉強しただけで合格できる確率と不合格になる確率が良くて半々程度かそれ以下はないでしょうか。

 

でも、せっかく600時間も勉強するのであれば、もう少し勉強時間を増やすことで行政書士試験に合格できる確率をもっと上げられると思います。

 

むしろ、600時間を超えたぐらいからの方が、勉強効率が上がって点数が伸びやすくなったと思うので、行政書士試験に向けて勉強する場合には800~1000時間に勉強をすべきだと思います。

 

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長島 雄太

長島 雄太

行政書士兼ウェブマーケター。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

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