行政書士試験について

行政書士に独学で合格する為の7ステップ|半年では厳しい?デメリットは?

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この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

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  • 行政書士試験は独学でも合格できる?
  • 完全独学で半年で合格するのは厳しい?
  • 独学にデメリットはある?

 

行政書士試験の勉強をはじめようと思った時に、独学で勉強するか通信講座や予備校を利用するかで迷いますよね?

 

でも、通信講座だと5~10万円程度、予備校だと10~20万円程度でかなり高額なお金が必要になるので、できれば完全独学で行政書士試験に合格したいと考えるのが普通です。

 

とはいえ、「独学で行政書士試験の勉強をして本当に合格できるのかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、この記事では上記の疑問や、について現役行政書士が解説します。

 

また、以下の動画では行政書士試験の独学のデメリットについて解説にしていますので、是非参考にして頂ければと思います。

 

行政書士試験は独学でも合格できるが
半年での合格はかなり厳しい

 

というわけで、まず、先に結論を言っておくと、行政書士試験には独学でも合格することが可能ですが、半年間で合格となるとかなり厳しいです。

 

理由は、独学で東大に現役合格した方でも、独学で行政書士試験の勉強をして短期間でギリギリ合格できたレベルだからです。

 

 

上記は遠田誠貴さん著の「行政書士試験 最短合格術」という本なのですが、著者の遠田さんは学生時代は予備校などにも行かずに独学で東京大学に現役合格された超がつくほど頭の良い方です。

 

そんな、超頭が良い方が書籍に中で以下のように語っておられます。

「東大に受かったなら行政書士なんて余裕でしょ?」

そういわれたこともありますが、勉強中の私の実感としてはそうは思いませんでした。

むしろ、「行政書士試験は思った以上に手強い。」「本当に受かるのだろうか?」と感じることが度々ありました。

勉強のやり方についても試行錯誤を重ねて、直前まで必死にあがいて、試験当日を迎えました。結果的には合格点ギリギリで滑り込んで受かることができたのです。

引用:遠田 誠貴 (著), 竹内 豊 (著) 行政書士試験 最短合格術 (p20). 税務経理協会

 

因みに、本の表紙には「99日で受かる」と書かれていますが、書籍の冒頭で7月の中旬からテキストを購入して読み始めたと書かれているので、実際には4か月程度の勉強期間があったといえます。

 

もちろん、仕事をしながらの受験なので勉強時間は限られていますが、それでも東大に独学で現役合格した方でも4か月間の勉強でギリギリ合格だったわけですから、正直言って、独学で短期合格するのは不可能ではないですがかなり厳しいと言えるのではないでしょうか?

 

短期間で行政書士試験に独学で
合格できるのはほんの一握り

 

ただし、こういうと「YouTubeなどでは完全独学で短期間で合格している人も結構いるし、そこまで難しくないのでは?」と思った方もおられるかもしれません。

 

確かに、ブログを書いている人やYouTubeを配信している方の中にも独学で行政書士試験に合格した人は多くいますし、数か月の短期間で合格した人もいます。

 

そして、独学で合格した人たちは自身のYouTubeやブログで『行政書士は独学で十分』『行政書士は予備校や通信講座は必要ない』『予備校・通信講座を勧めている人は広告報酬(アフィリエイト報酬)目的だ』なんて言っていたりするわけです。

 

確かに、行政書士試験の予備校や通信講座を勧めているブログや比較サイトの中には、ただ単純に広告報酬(アフィリエイト報酬)目当ての人もいますし、このブログに関しても広告収入やアフィリエイト報酬を得ているので、独学を推奨している人たちから見ると同じ分類に属していると捉えられるのかもしれません。

 

しかし、私は何も広告報酬(アフィリエイト報酬)が欲しいためだけで独学をおすすめしないのではなく、どう考えても圧倒的に独学の方が行政書士試験に合格できる確率は低いと思っているから独学をおすすめしないのです。

 

注意ポイント

因みに、「行政書士試験は完全独学で合格できます」と言いながら、無料メルマガに登録させて、バックエンドで高額な情報商材を販売している人もいるみたいなので、そういった典型的な情弱ビジネスには引っかからないように注意してくださいね。

 

実際に行政書士試験の試験範囲や難易度、合格率などを調べてもらうと分かるのですが、行政書士試験の合格率は毎年10%前後です。

 

となると、受験者の10人に1人しか合格しない計算になりますが、その中でも大半の人は予備校や通信講座を利用して勉強している人がほとんどで、独学で行政書士試験に合格できた人は多数派ではなくほんの一握りなのです。

 

つまり、少数派の人の意見を参考にしても、あくまでもその人がたまたま合格できただけであって、大多数の人が独学で合格できるというわけではないのです。

 

もちろん、これまでにあなたが大学受験や資格の勉強経験があって、自分なりの勉強方法を確立できているというのであれば独学でチャレンジしてみるともアリだと思いますが、そうでない場合にはかなり難しいです。

 

例えば、ダイエットを例に挙げてみると分かりやすいと思います。

 

 

ダイエットをするには自宅で自分で独自メニューをこなすのと、ジムやパーソナルトレーニングに通うのとでは、どちらの方がダイエットに成功する可能性が高いですか?

 

間違いなくジムやパーソナルトレーニングですよね?

 

要するに、行政書士試験は独学で合格できると言っている方は、ジムやパーソナルトレーニングに通わなくても痩せられるからジムに通う必要はないと言っているのと同じなのです。

 

もちろん、痩せられるけど、ジムやパーソナルトレーニングを利用した方が遥かに効率的に短期間で痩せられるでしょ?ってことなんですよね。

 

だから、独学でも行政書士試験に合格することは可能かもしれませんが、通信講座や予備校を利用した方が効率的に短期間で合格できる可能性が高いというわけです。

 

しかも、ダイエットであればまだ食事を制限して運動量を増やすとある程度の結果を出せますが、行政書士試験のように難関資格の場合には、勉強方法を調べて、勉強スケジュールを考えて、試験対策を立てるというのは大半の人にとっては想像以上にハードルが高い事ではなでしょうか。

行政書士試験の勉強を
独学でするデメリット

 

また、独学で行政書士試験の勉強をしようと考えている方の多くは、独学で勉強することのデメリットをしっかり把握できていない傾向が高いです。

 

もしかして、「独学だとお金がかからないしデメリットなんてないでしょ!」と思っていませんか?

 

実は、残念ながら行政書士試験を独学で勉強する場合には以下のようなデメリットがあります

 

  • 初学者に適した教材がなかなかない
  • インプット効率が悪い
  • 記憶の定着率が悪い

 

①初学者に適した
教材がなかなかない

まず、勉強を始める前に、独学だと参考書・テキスト選びから始まるわけですが、これが結構難しいです。

 

というのも、市販のテキストというのは全教科が1冊にまとめられているものがほとんどなのですが、細かな部分までテキストで丁寧に説明するとかなり分厚いテキストになってしまいます。

 

しかし、そんな分厚いテキストは書店に何冊も置けないですし、持ち運びにも不便なのであまり売れません。

 

ですので、基本的に書店で販売されている行政書士試験用のテキストは紙面の都合上、内容がかなりコンパクトにまとめられているものが多いです。

 

その結果、説明が省略されている箇所も多く、初学者にはなかなか理解しにくい内容になってしまっているテキストが多いです。

 

一方で、予備校や通信講座の教材は各教科ごとにテキストが分かれているので、細かいところまで丁寧に解説されているのでわかりやすいというわけです。

 

②独学だとインプットの
時間効率が悪い

独学で行政書士試験の勉強をするということは、基本的には参考書・テキストの文章を読み込んでインプットしていくことになります。

 

しかし、行政書士試験の範囲は法令科目だけをとっても基礎法学・憲法・民法・行政法・商法と広範囲で、更に一般知識などを加えるとインプットの量はかなり多いです。

 

しかも、テキストや参考書などを読んでするインプットと講義動画などを受講してするインプットでは圧倒的に動画の方がインプット効率が高いです。

 

例えば、世界的ベストセラーで映画化もされているハリーポッターですが、ハリーポッター賢者の石の書籍1冊のページ数は480ページで、1冊読み終わるのに約8時間程度かかります。

 

一方で、ハリーポッター賢者の石の映画は2時間30分で視聴可能です。

 

 

つまり、同じ内容をインプットするのであれば、動画であるとインプットするよりもテキストでインプットする方が3.2倍の時間がかかるというわけです。

 

しかも、、動画・音声でインプットを行えば移動時間・隙間時間を有効活用できますが、参考書やテキストでのインプットとなると移動時間や隙間時間に勉強するのも難しく時間効率が悪いです。

③独学では記憶効率がわるい

さらに、動画でインプットよりも文章でインプットする方が記憶への定着率が悪いです。

 

例えば、同じ物語でも本で読むのと動画で見るのとでは、動画の方が細かい部分まで記憶に残りやすいのと同じで、勉強においても文章よりも動画の方が記憶効率が高いです。

 

これは、文章の場合には五感の内の「視覚」だけを使って暗記しているのに対して、動画の場合には「視覚」と「聴覚」を使っているから暗記力があがるのは当然です。

 

こういうと、中には『ユーチュブを利用して勉強すればいいのでは?』という人もいるかもしれません。

 

確かに、最近ではユーチューブなどでも行政書士試験に関する内容の動画が数多くありますが、通信講座や予備校のようにテキストベースで体系的に講義しているユーチューブチャンネルは今のところありません。

 

特に、行政書士試験の中には似たような内容の法律を勉強することになるので、スポット、スポットだけユーチューブで勉強すると逆に頭が混乱してしまう可能性もあります。

 

以上のように、独学で勉強するというのは手間や時間、記憶の定着において想像している以上にかなり非効率なのです。

 

行政書士試験に独学で
合格するための7つのステップ

ここまででは行政書士試験は完全独学の場合、短期間では厳しいという話をしてきました。

 

ただし、通信講座や予備校というのはどうしても高額な費用が発生するので、行政書士の通信講座や予備校を利用したくても金銭的な理由から利用できない方も多いと思います。

 

そこで、ここからは完全独学でも、できるだけ効率的に行政書士試験に合格するための7つのステップを紹介していきます。

 

ですので、通信講座や予備校を利用したいけどできないという方は、以下のステップに沿って勉強するようにしてください。

 

ステップ1
スケジュールを立てる

まずは、面倒くさいかもしれませんが、行政書士試験の合格に向けたスケジュールをしっかりと立ててください。

 

というのも、スケジュールというのは想像以上に大事だからです。

 

例えば、ハワイに旅行に行くときに、「〇日の午前中のダイアモンドヘッドに登って、午後はショッピングセンターで買い物する」というように事前に予定を立てておいた方が、ハワイについてからどこに行くかを決めるより圧倒的に効率的に時間を過ごせますよね?

 

行政書士試験の勉強もこれと同じで、「いつまでの民法を終わらせるのか?」「いつまでに過去問を一周終わらせるか?」「模試をいつから受け始めるのか?」「いつまでに模試で180点を超えるのか?」などを事前に計画しておいた方が勉強効率がかなり上がります。

 

また、計画を立てることで「〇月までに過去問を終わらせる予定だから、今月中に〇ページまで終わらせないと!」と期限があることで、プレッシャーとなり勉強に対する集中力があがります。

 

因みに、行政書士試験のスケジュールについては以下の記事も参考にしてみてください。

 

行政書士試験の期間別勉強スケジュール表【残り1・3・6・9カ月】

  あなたは旅行に行くときにスケジュールを立てずに旅行に行きますか?   行政書士試験を勉強するうえで、スケジュールというのは想像以上に大事です。   これは旅行に行った ...

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ステップ2
自分に合ったテキストを購入

 

次に、自分に合ったテキストを選んでいきます。

 

テキストのおすすめの選び方としては以下のポイントで選ぶと失敗しにくいです。

 

  1. 大型書店に行って自分に合ったテキストを探す
  2. テキスト代にお金をケチらない
  3. 最新版のテキスト&過去問を購入する
  4. 過去問&問題集は最大で3冊までにする

 

ただ、法律初学者の方が数あるテキストの中から自分に合ったテキストを選ぶというのはかなり難しいと思うので、一応私のおすすめも紹介しておきます。

 

上記は私がおすすめする行政書士試験用のテキストなのですが、おすすめする理由は行政書士試験の合格には絶対に欠かせない「合格革命行政書士肢別過去問集」と、同じシリーズのテキストなので過去問との相性がいいからです。

 

ただし、書店などで販売されているテキストは紙面の都合上、説明がコンパクトにまとめられていて初学者には少し難しいと感じてしまうかもしれません。

 

ですので、実際に書店に足を運ぶなどして、テキストを読んで理解できるかを確認してから購入するようにしてください。

 

また、初学者の方が行政書士試験のテキスト選びや過去問選びに迷った場合には以下の記事も参考にしてみてください。

 

【独学の初心者必見】行政書士のテキストの選び方とおすすめの参考書

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ステップ3
インプット勉強

 

次にステップ3はテキストなどを読むインプットの勉強で、テキストを読みながら全体像を把握していきます。

 

ステップ3の注意点としては「テキストを読んで覚えようとしないこと」とです。

 

なぜかというと、人の脳というのはテキストなどで読んだ内容というのはあまり記憶に残らず、「これ、なんだっけ?」と思い出そうとする時に記憶として定着しやすいメカニズムになっているからです。

 

因みに、過去の研究データによると単なるテキストの読み込みと過去問などのアウトプットでは、アウトプットの方が約50~80%も記憶の定着率が上がることがわかっています。

 

ですので、テキストで覚えようとするのではなく、テキストで全体像や大まかな流れを把握し、過去問や問題集で暗記するようにしてください。

 

また、脳科学的に効率的な勉強法を知りたいという方は以下の記事も参考にしてみてください。

行政書士 勉強法
行政書士試験で絶対にやってはいけない勉強方法とおすすめの勉強法

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ステップ4
アウトプット勉強

 

テキストなどである程度全体像や流れなどが理解出来たら、次はステップ4として過去問や問題集などのアウトプットをしてください。

 

因みに、多くの方は勉強する際にインプット6:アウトプット4ぐらいの割合で勉強している人が多いようですが、これは完全に勉強効率が悪すぎます。

 

ステップ3でも言ったように、人間の脳というのは思い出そうとするアウトプットの時に記憶として定着するので、インプットよりもアウトプットに時間を割いた方が圧倒的に勉強効率が良いのです。

 

では、具体的にどれぐらいの割合でアウトプットの時間を割けばいいのかというとインプット3:アウトプット7ぐらいが丁度いいです。

 

また、アウトプットの勉強でどのような過去問や問題集をしようしたらいいのかわからない場合には以下の記事を参考にしてみてください。

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ステップ5
模試を受ける

 

にステップ5では大手予備校などで実施される行政書士試験の模試をたくさん受けます。

 

なぜなら、模試を受けることで自分にはどういった分野の理解が足りていないかを知ることが出来るからです。

 

というのも、過去問ばかりを解いていると、同じ問題ばかりななので回数を追うごとに間違う回数も減ります。

 

しかし、これは理解しているから正解しているのではなく、同じ問題だから正解できていて、初めて見る問題を解いてみると全然わからないといったことが結構あります。

 

なので、本当に理解できているかを確認するためにも模試を受けた方が良いです。

 

また、模試を受けることで問題を解くペースや時間配分なども練習できるのでおすすめなです。

 

どのような模試を受けた方が良いかについては下記の記事を参考にしてください。

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ステップ6
弱点を分析して勉強

 

ステップ6ではステップ5で受けた模試の結果をもとに自分の弱点を分析して、弱点を克服していきます。

 

但し、模試の受けはじめ初期は、弱点を分析というよりも点数が思っている以上に取れなくて、どこが弱点なのかすらわからないと思います。

 

実際に私も、初めて受けた模試では結構過去問でも正解率は高くなっていたので140点ぐらいは取れるかなと思って受けたのですが、結果はというと120点で、模試からの帰り道にかなり落ち込んだことを覚えています。

 

その時も、自分が想像していた以上に点数が悪くて、どこから手を付けていいかわからない状況でした。

 

ですので、自分の弱点の克服にどこらか手を付けて分からない場合には以下を基準にして勉強してみてください。

 

  • 0~100点・・・勉強時間が足りておらず、基礎を理解していない状態。まずは勉強時間を増やしてインプットを丁寧に行い全体像と流れを把握する。
  • 100~160点・・・基礎はできているが勉強科目の比重が間違っている状態。民法と行政法の過去問を解くことにほとんどの時間を費やして勉強する。
  • 160~180点・・・細かな知識や理解が足りていない状態。過去問のまわす回数を増やしたり、模試で見つけた弱点を集中的に勉強する。

 

又、下記の記事は本試験で残念ながら不合格となってしまった方が、翌年の試験に向けて勉強を目指すための対策を得点別にまとめた記事ですが、模試の結果にも応用できるので、得点別の対策をもっと詳しく知りたいという方は下記の記事も参考にs手見てください。

 

行政書士試験に受からない原因と対策を得点別に解説《諦めるにはまだ早い!》

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ステップ7
ステップ4・5・6を繰り返し

ステップ7についてはステップ4~ステップ6を繰り返します。

 

因みに、ここまでくると模試の点数などが伸び悩むこともあるかと思いますが、多くの方が陥りやすいのは「新しいかテキストや新しい過去問・問題集に手を出す」ということです。

 

基本的にここまで来たら基礎知識はある程度身に付いているので新しいテキストや参考書に手を出して一からインプットする必要はありません。

 

また、過去問についても1冊だけしか持っていないのであれば、新しい過去問や問題集に手を出してもいいと思いますが、3冊ぐらいもっているのであれば新しい過去問に手を出す必要はありません。

 

というのも、基本的には過去問に掲載されている問題というのは重複しているので、新しい過去問や問題集を買ってもあまり意味はないからです。

 

ですので、新しい過去問や問題集を購入するのではなく、まずは持っている過去問や問題集を完璧に正解で出来るようにすることを目指してください。

 

お金をかけずに独学で行政書士試験に
合格したいという気持ちは痛いほどわかるけど…

というわけで、ここまでで独学のデメリットや独学合格するための7ステップについて紹介していきました。

 

この記事を読まれている多くの方はこれから行政書士試験の合格に向けて独学で勉強を始めようとされているのだと思いますが、なぜ独学での勉強を選択するのでしょうか?

 

その答えの大半はできるだけお金を掛けずに行政書士試験に合格したいからだと思います。

 

ただ、もし自由に使えるお金がたくさんある場合でも、独学で勉強しようと思いますか?

 

恐らく、ほとんどの人が独学ではなく行政書士の通信講座や予備校の利用すると思います。

 

つまり、それは独学よりも通信講座や予備校を利用した方が行政書士試験に合格する確率が高いということ明白に理解しているからです。

 

でも、通信講座や予備校を利用すると数万円から、高いモノでは数十万円というお金が必要になるので、独学で何とか資格の取得を目指そうとするわけです。

 

つまり、金銭的な兼ね合いで『お金>時間・効率』と判断したわけです。

 

その『できるだけお金をかけずに行政書士試験に合格したいという気持ち』は痛いほどわかりますし、実際に行政書士を目指した当初は僕もそう考えていました。

 

でも、お金を掛けずに合格したいという気持ちは、資格取得を目指す上では絶対に捨てた方がいいです。

 

なぜなら、独学での勉強は想像以上に損失が大きくなるからです。

 

例えば、行政書士試験の合格に必要な勉強時間は一般的に平均で600~800時間と言われています。これは、あくまでも通信講座や予備校などを利用して効率的に学んでいる人も含んだ平均時間なので、完全な独学だけで合格する場合には800~1000時間の勉強時間は必要です。

 

となると、通信講座や予備校を利用した場合よりも200時間程度余分に勉強する必要があるというわけです。この200時間を仮にアルバイトなどの副業に費やした場合、時給900円だったとしてもそれだけで18万円にもなります。

 

更に、800~1000時間勉強を独学で勉強して合格できた場合には良いですが、不合格だった場合には翌年も600~800時間勉強することになるので、単純計算で600~800時間(50万円~70万円分)の時間を無駄にしてしまう可能性があるのです。

 

ほんの数万円の通信講座や予備校の代金をケチることで、結果的に50万円~70万円分に相当する時間を無駄にする可能性もあるという事です。

 

勿論、通信講座や予備校を利用しても不合格になる可能性は十分にありますが、独学で勉強するより勉強効率も上がるので合格する確率は上がりますし、そもそも通信講座や予備校を利用して合格できなければ独学で勉強していたとしても間違いなく合格はできません。

 

 

~まとめ~
行政書士は独学で合格することも可能だが
ほとんどの人にはおすすめできない

 

ここまで行政書士試験の勉強をするうえで独学をおすすめしない理由を解説してきましたが、行政書士という資格は独学でも合格は可能です。

 

しかし、大半の人は行政書士試験を受ける前に挫折するか、受けたとしても落ちてしまう可能性が高いです。

 

ただ、それでも独学で合格を目指したいというのであれば止めるつもりはありませんし、むしろ、応援します。

 

事実、行政書士試験の合格率というのは毎年10%前後なので、誰でも独学で簡単に合格できるという難易度の試験ではありませんが、独学で合格できないレベルでもないからです。

 

なので、もしあなたがこれまでに難関大学に合格した経験があったり、難関資格に合格した経験があって、自分の勉強方法が確立できているのであれば独学でチャレンジしてみるともアリだと思います。

 

ただ、それ以外の人に関しては独学ではなく行政書士の通信講座や予備校などを利用することをおすすめします。

 

予備校に関しては20万円前後と高額なのでなかなか手が届かなですが、通信講座であれば5万円以下でも高品質なものもあるの選択肢として考えてみてはどうでしょうか。

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