行政書士試験について

行政書士試験は独学で合格できる?ブログでは語られない独学の落とし穴

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士ブロガー兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

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行政書士試験は独学でも合格が可能なのかというと、独学で合格することは可能です。

 

実際に、独学で行政書士試験に合格した人のブログでは、独学で行政書士試験の勉強をすすめている人もいるぐらいです。

 

ただ、ハッキリ言って独学で行政書士試験の勉強をする9割の人はあることを誤解していて、それこそが独学で行政書士試験の勉強をしようと考えることに対する落とし穴なのです。

 

その、あることというのは『思っている以上に独学での合格の難易度は高く、独学はお金の節約どころかそれ以上に損失が大きい』という事です。

 

この部分に関しては、行政書士の独学での勉強をすすめているブログでは語られていません。

 

なので以下では、行政書士試験を独学で勉強することをおすすめしない理由について解説していきたいと思います。

行政書士試験を独学で合格できるのはほんの一握り

 

まず、大前提として“独学”の定義について解説しておくと、この記事でいう独学とは通信講座・通信教育・予備校のオンライン講座などを一切使わずに、自分でテキストを1から選んで勉強するスタイルのことに対して言及していると捉えてください。

 

そういった通信講座などを一切利用せずに独学だけで行政書士試験に合格出来るかというと、合格することは可能ですし、実際に合格している人も毎年一定数いるとは思います。

 

そして、独学で合格した人たちは自身のブログで鬼の首を取ったかのように声高らかに『行政書士は独学で十分』『行政書士は予備校や通信講座は必要ない』『予備校・通信講座を勧めている人は広告報酬(アフィリエイト報酬)目的だ』なんて言っていたりするわけです。

 

確かに、行政書士試験の予備校や通信講座を勧めているブログや比較サイトの中には、ただ単純に広告報酬(アフィリエイト報酬)目当ての人もいますし、このブログに関しても広告収入やアフィリエイト報酬を得ているので、独学を推奨している人たちから見ると同じ分類に属していると捉えられるのかもしれません。

 

しかし、私は何も広告報酬(アフィリエイト報酬)が欲しいためだけで独学をおすすめしないのではなく、どう考えても圧倒的に独学の方が非効率で、大半の人にとっては独学で行政書士試験の勉強をすることはお金と時間の無駄だと思っているからです。

 

実際に行政書士試験の試験範囲や難易度、合格率などを調べてもらうと分かるのですが、行政書士試験の合格率は毎年10%前後です。

 

となると、受験者の10人に1人しか合格しない計算になりますが、その中でも大半の人は予備校や通信講座を利用して勉強している人がほとんどで、独学で行政書士に合格できた人は多数派ではなく圧倒的少数派なのです。

 

つまり、少数派の人の意見を参考にしても、あくまでもその人がたまたま合格できただけであって、大多数の人が独学で合格できるというわけではないのです。

 

これまでに、あなたが大学受験や資格の勉強経験があって、自分なりの勉強方法を確立できているのであれば独学でチャレンジしてみるともアリだと思いますが、そうでない場合には合格するのはかなり難しいです。

 

それにもかかわらず、独学で合格した人は自分が独学で合格できたから『通信講座や予備校は無駄だから、通信講座や予備校をすすめるのは悪!』という良くわからない論法になるのです。

 

ただ、これって別の例に置き換えると、明らかにおかしいんですよね。

 

 

 

 

例えば、ダイエットを例に挙げてみると分かりやすいと思いますが、ダイエットをするには自宅で自分で独自メニューをこなすのと、ジムやパーソナルトレーニングに通うのとでは、どちらの方がダイエットに成功する可能性が高いですか?

 

間違いなくジムやパーソナルトレーニングですよね?

 

要するに、行政書士試験は独学で合格できると言っている人は、ジムやパーソナルトレーニングに通わなくても痩せられると言っているのと同じなのです。

 

もちろん、痩せられるけど、ジムやパーソナルトレーニングを利用した方が遥かに効率的に短期間で痩せられるでしょ?ってことなんですよね。

 

だから、独学でも合格することは可能かもしれませんが、通信講座や予備校を利用した方が効率的に短期間で合格できる可能性が高いから独学よりも通信講座や予備校の利用を勧めているわけです。

 

しかも、ダイエットであればまだ食事を制限して運動量を増やすとある程度の結果を出せますが、行政書士試験のように難関資格の場合には、勉強方法を調べて、勉強スケジュールを考えて、試験対策を立てるというのは大半の人にとっては想像以上にハードルが高い事ではなでしょうか。

お金をかけずに独学で行政書士試験に合格したいという気持ちは痛いほどわかるけど…

 

そもそも、なぜ、独学で勉強しようと思うかというと、できるだけお金をかけずに資格を取得したいからだと思います。

 

もし、自由に使えるお金がたくさんあれば、間違いなくほとんどの人が独学ではなく行政書士の通信講座や予備校の利用すると思います。

 

つまり、それは独学よりも通信講座や予備校を利用した方が行政書士試験に合格する確率が高いということ明白に理解しているからですよね。

 

でも、通信講座や予備校を利用すると数万円から、高いモノでは数十万円というお金が必要になるので、独学で何とか資格の取得を目指そうとするわけです。

 

つまり、金銭的な兼ね合いで『お金>時間・効率』と判断したわけです。

 

その『できるだけお金をかけずに行政書士試験に合格したいという気持ち』は痛いほどわかりますし、実際に行政書士を目指した当初は僕もそう考えていました。

 

でも、お金を掛けずに合格したいという気持ちは、資格取得を目指す上では絶対に捨てた方がいいです。

 

なぜなら、独学での勉強は想像以上に損失が大きくなるからです。

 

例えば、行政書士試験の合格に必要な勉強時間は一般的に平均で600~800時間と言われています。これは、あくまでも通信講座や予備校などを利用して効率的に学んでいる人も含んだ平均時間なので、完全な独学だけで合格する場合には800~1000時間の勉強時間は必要です。

 

となると、通信講座や予備校を利用した場合よりも200時間程度余分に勉強する必要があるというわけです。この200時間を仮にアルバイトなどの副業に費やした場合、時給900円だったとしてもそれだけで18万円にもなります。

 

更に、800~1000時間勉強を独学で勉強して合格できた場合には良いですが、不合格だった場合には翌年も600~800時間勉強することになるので、単純計算で600~800時間(50万円~70万円分)の時間を無駄にしてしまう可能性があるのです。

 

ほんの数万円の通信講座や予備校の代金をケチることで、結果的に50万円~70万円分に相当する時間を無駄にする可能性もあるという事です。

 

勿論、通信講座や予備校を利用しても不合格になる可能性は十分にありますが、独学で勉強するより勉強効率も上がるので合格する確率は上がりますし、そもそも通信講座や予備校を利用して合格できなければ独学で勉強していたとしても間違いなく合格はできません。

行政書士試験を独学で勉強するの想像以上に非効率であることを知るべき

 

実は独学で勉強しようとしている人が一番陥りやすい勘違いが、独学でも通信講座や予備校の勉強と大して効果に変わりがないと思っている点です。

 

でも、独学で勉強するというのはあなたが想像している以上に非効率です。

自分で独学に使用する教材を選ぶ時間が無駄

まず、はじめに参考書・テキスト選びから始まるわけですが、これからこれが本当に面倒くさいですし時間の無駄です。

 

自分に合った参考書・テキストを探さなければいかないのですが、独学で文章で学んでいくので自分に合う参考書やテキストが見つからなければ全然勉強が進みません。

 

一方で、通信講座や予備校というのはあくまでも講義メインでテキストは参考で使用するものなので、テキスト自体はあまり重要とはなりません。

 

また、仮に購入したテキストや参考書であまり理解できなかった場合には、別の参考書やテキストを買わなければならなくなります。

 

となると、いろいろな参考書や教材を購入することになるので、結果的にそれなり支出金額が大きくなることも考えられます。

独学だとインプットの時間効率が悪い

独学で行政書士試験の勉強をするということは、基本的には参考書・テキストの文章を読み込んでインプットをしていくことになります。

 

しかし、行政書士試験の範囲は法令科目だけをとっても基礎法学・憲法・民法・行政法・商法と広範囲で、更に一般知識などを加えるとインプットの量はかなり多いです。

 

実際に、大手予備校で実施されるオンライン講義の授業時間は200時間程度なので、その200時間の分量を参考書・テキストの読み込みでカバーすることになるのでかなり大変です。

 

又、動画・音声でインプットを行えば移動時間・隙間時間を有効活用できますが、参考書やテキストでのインプットとなると移動時間や隙間時間に勉強するのも難しく時間効率が悪いです。

独学では記憶効率がわるい

さらに、動画でインプットよりも文章でインプットする方が記憶への定着率が悪いです。

 

例えば、同じ物語でも本で読むのと動画で見るのとでは、動画の方が細かい部分まで記憶に残りやすいのと同じで、勉強においても文章よりも動画の方が記憶効率が高いです。

 

これは、文章の場合には五感の内の「視覚」だけを使って暗記しているのに対して、動画の場合には「視覚」と「聴覚」を使っているから暗記力があがるのは当然です。

 

こういうと、中には『ユーチュブを利用して勉強すればいいのでは?』という人もいるかもしれません。

 

確かに、最近ではユーチューブなどでも行政書士試験に関する内容の動画が数多くありますが、通信講座や予備校のようにテキストベースで体系的に講義しているユーチューブチャンネルは今のところありません。

 

特に、行政書士試験の中には似たような内容の法律を勉強することになるので、スポット、スポットだけユーチューブで勉強すると逆に頭が混乱してしまう可能性もあります。

 

以上のように、独学で勉強するというのは手間や時間、記憶の定着において想像している以上にかなり非効率なのです。

まとめ:行政書士は独学で合格することも可能だがほとんどの人にはおすすめできない

 

ここまで行政書士試験の勉強をするうえで独学をおすすめしない理由を解説してきましたが、行政書士という資格は独学でも合格は可能です。

 

しかし、大半の人は行政書士試験を受ける前に挫折するか、受けたとしても落ちる可能性が高いです。

 

ただ、それでも独学で合格を目指したいというのであれば止めるつもりはありませんし、むしろ、応援します。

 

事実、行政書士試験の合格率というのは毎年10%前後なので、誰でも独学で簡単に合格できるという難易度の試験ではありませんが、独学で合格できないレベルでもないからです。

 

なので、もしあなたがこれまでに難関大学に合格した経験があったり、難関資格に合格した経験があって、自分の勉強方法が確立できているのであれば独学でチャレンジしてみるともアリだと思います。

 

ただ、それ以外の人に関しては独学ではなく行政書士の通信講座や予備校などを利用することをおすすめします。

 

予備校に関しては20万円前後と高額なのでなかなか手が届かなですが、通信講座であれば5万円以下でも高品質なものもあるの選択肢として考えてみてはどうでしょうか。

 

 

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長島 雄太

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行政書士ブロガー兼ウェブマーケター。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

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