古物商許可

自動車商とは?|中古車販売は古物商の許可だけで可能なのかを解説

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

NAGASHIMA行政書士代表。取り扱い業務は国際業務(在留資格・ビザ)、古物商許可。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

自動車商ってなに?
中古車販売は古物商の許可だけでできる?

 

中古車を販売すには「自動車商」になる必要があります。

 

自動車商」とは古物商の一種で、都道府県の公安委員会から許可を受けて、中古車の取引をする者のことです。

 

そして、中古車販売は古物商の許可を取得するだけで可能ですが、自動車商をする上で合わせて「自動車リサイクル法引取業者」「自動車解体業者」「オートオークション」「自賠責保険の代理店」「オートローンの代理店」を登録しておくと仕事の幅が広がります。

 

以下では、自動車商とは何かや、自動車販売に必要な古物商の許可、古物商と併せて登録しておくと良いモノについて詳しく解説していきます。

 

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自動車商とは?中古車販売に必要な古物商の許可とは?

 

「自動車商」とは、古物商の許可の一種で、中古の自動車や自動車部品類などを取引して商売する者の事を言います。

 

そして、古物商の許可があれば、中古車の販売が可能になります。

 

では、古物商とは一体何なのでしょうか?

 

中古品等を売買して商売する場合に、営業所がある場所を管轄する公安委員会の許可を受けなければならないのですが、その許可を「古物商の許可」と言います。

 

古物商には13種類あるのですが、その中で自動車やタイヤ、自動車部品を取り扱う物を自動車商と言います。

 

なぜ、中古品等を販売する場合に、申請書を公安委員会に提出して古物商の許可を得なければならないのかというと、古物市場への盗品の流入を防ぐためです。

 

最近では、かなり中古品売買の市場規模がかなり大きくなってきていますが、盗品などがリサイクルショップなどで売られるケースも多いです。

 

自動車に関しても、盗難車が中古車販売店に売られることもあります。

 

そこで、中古品を販売する場合には公安委員会に届け出させることで、警察署が営業者を把握し、盗品の古物市場への流入を防ぎ、又、流入したとしても被害者に速やかに回復出来るようにするためです。

 

注意点としては、自動車商が取り扱うのはあくまでも中古品であって、新車のみを取り扱う場合には自動車商とは言いません。

ポイント

因みに、自動二輪車やバイクを取り扱う場合には、オートバイ商になります。

古物商の許可を取得して自動車商になる方法

 

古物商の許可を取得して自動車商になるのは、営業所がある地域を管轄している警察署に申請する必要があります。

 

自動車商になる流れとしては以下のような流れになります。

 

  1. 古物商の許可に関する情報収集をする
  2. 事前に連絡して警察署に相談に行く
  3. 必要書類を収集する
  4. 申請書類を作成する(その際に品目の選択を自動車商にする)
  5. 申請書を提出し、申請手数料19,000円を支払う
  6. 審査完了後に古物商許可証を受け取る

 

古物商の許可申請は自分ですることも可能なのですが、慣れない人には少しややこしい部分のあります。

 

まず、古物商は申請すれば誰でもなれるというわけでは、欠格事由に該当しないことが条件となります。

 

ですので、まずは、自分又は法人の役員が古物商になれる要件を満たしているかを事前に情報収集して確認する必要があります。

 

又、地域によっては必要書類なども異なるので、自分で申請する場合には、営業所の地域を管轄する警察署に相談に行くことをおすすめします。

 

警察署に相談することで必要書類の種類や申請書類の書き方などを教えてもらえます。

 

そして、警察署で聞いた情報をもとに、必要書類を収集して、申請書を作成します。

 

申請書類を作成する際に、メインの品目(主として取り扱おうとする古物の区分)のところを「自動車」と選択することで、自動車商として申請できます。

 

因みに、メインの品目については1つしか選択できませんが、サブの品目(取り扱う古物の区分)に関しては複数選ぶことが出来ます。

 

例えば、メインの品目を「自動車」としても、サブの品目で「自動二輪車・原付」を選択することで、自動車と一緒に中古バイクも取り扱うことが可能になります。

 

申請書が完成すると、必要書類と併せて警察署に提出します。

 

その際に、申請手数料として19,000円を支払うことになります。

 

申請書の標準的な審査期間は40日程度で、審査が完了すると警察署から電話で連絡があります。

 

その後は、警察署に古物商の許可を受け取りに行けば、自動車商として開業することが可能になります。

古物商の許可を取得して
自動車商になる上で注意点

 

古物商の許可申請をして、自動車商になる場合の注意点としては、他の品目に比べて審査が厳しいと言われています。

 

なぜなら、中古自動車は価格が高く、犯罪グループなどが盗難車などが売りに出される可能性が高いからです。

 

盗難車が簡単に古物市場で販売できるのであれば、犯罪グループによる盗難がますます増えてしまう可能性もあるのです。

 

そこで、自動車商の許可を取得する場合には、盗難車かどうかを見極める能力の有無を厳しく審査されます。

 

例えば、これまでに中古車業界で働いていた経験の有無や、車体番号などの車に関する基礎知識等が確認されます。

 

もし、中古車販売の経験や知識がない場合には、申請が不許可になってしまう可能性が高いので注意が必要です。

自動車商の場合には保管場所も必要

自動車商として営業するのであれば、自動車を売買するわけなので商品の保管場所が必要となります。

 

ですので、自動車を保管する場所に関する情報がわかる書類も添付して提出しなければなりません。

 

添付する書類の内容としては、保管場所の位置がわかる簡易地図や、借りている土地を使用する場合には賃貸借契約書のコピーや使用承諾書、自分の所有の土地の場合には所有権を証明する書類等です。

ポイント

因みに、保管場所は営業所の近くにあることが望ましいですが、必ずしも営業所の近くである必要はありません。

 

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古物商の許可と併せて登録すると良いモノ

 

ここまででも解説したように、古物商の許可があれば中古車販売が出来ます。

 

しかし、中古車販売をするにあたって、古物商の許可と併せて登録しておいた方が良いモノがあります。

 

それが以下の5つです。

 

登録がおすすめ

  1. 自動車リサイクル法引取業登録
  2. オートオークションの登録
  3. 自動車解体業の登録
  4. 自賠責保険の代理店登録
  5. オートローンの代理店登録

自動車リサイクル法引取業登録

中古車販売をしていると中古車の売買の他に、廃車の引き取りなどを依頼されるケースも出てくると思います。

 

しかし、古物商の許可を取得していると中古車の売買は出来るのですが、残念ながら廃車の引き取りは出来ないのです。

 

廃車の引き取りには、古物商の許可とは別に「自動車リサイクル法引取業」の登録が必要となります。

注意ポイント

古物商の許可に有効期間はないのに対して、自動車リサイクル法引取業には5年の有効期間がある点には注意が必要です。

自動車解体業の登録

廃車の引き取りが出来ると、自動車を解体して使えるパーツや部品を販売することもできます。

 

ただし、この場合に関しても「自動車リサイクル法引取業」に登録しているだけではできません。

 

その他に別途、「自動車解体業」の登録する必要があります。

 

注意ポイント

古物商の許可に有効期間はないのに対して、自動車解体業には5年の有効期間がある点には注意が必要です。

オートオークションの登録

中古車販売業は仕入れが命と言っても過言ではありません。

 

そんな中古車の仕入れ先の中でも、最も優れている仕入れ先の一つが中古車オークションです。

 

中古車オークションとは、ある一定の条件を満たした人のみが参加できる安くて、品ぞろえが豊富な中古車のオークションです。

 

中古車オークションに参加するには以下のような条件があります。

 

参加条件

  • 古物商許可証を受けてから1年以上を経過していること
  • 常設の展示場と事務所を有し、営業活動をされていること
  • 連帯保証人をつけること
  • 保証金10万円を預託すること

 

古物商の許可を得てすぐにオートオークションに登録することは出来ませんが、登録すると中古車の仕入れの幅が広がるのでおすすめです。

自賠責保険の代理店登録

自賠責保険は強制加入の保険なので、営利目的で運営されてません。

 

ですので、自賠責保険の代理店登録をしたからと言って、利益に直結するものではありません。

 

ただ、車検切れや一時抹消中の車を買い取る際に再度自賠責保険に加入しなければならず、自賠責保険の代理店登録を行うことで購入者と販売者の両方の手間が省けるというメリットがあります。

 

因みに、自賠責保険の代理店登録に関しては、比較的簡単に資格を取得でき、代理店登録が可能ですが、任意保険に関してはかなり基準が厳しいです。

オートローンの代理店登録

いくら中古車と言っても、車はかなり高額なものが多いので、現金一括で購入できる人はかなり少ないです。

 

となると、多くの人はローンを利用して購入することになります。

 

もちろん、金融機関でローンを組むことも可能ですが、手間や時間がかかる上に審査も厳しいというデメリットがあります。

 

一方、自社でオートローンを組めるように代理店登録をしておけば、購入者としても手間が省け、販売者としても中古車を売りやすくなります。

 

注意ポイント

開業して間もない場合には、オートローンの代理店契約が認められないケースも多いので、ある程度は中古車販売店としての実績を作ってから登録した方がいいです。

自動車商になるための古物商許可は
代行業者に依頼することもできる

 

“自動車商になる方法”のところでも解説したように、古物商の許可申請は自分ですることも可能です。

 

ただし、今までにこのような手続きを行った経験がない場合には、想像以上に時間と労力を要してしまうこともあります。

 

特に、これから自動車商として開業するわけなので、開業準備がかなり忙しい中で、古物商の許可申請に手間・時間を割いてられないという人も多いです。

 

なので、そういった場合には、古物商許可の申請を代行業者に依頼するという選択肢も視野に入れてみるのも良いと思います。

 

古物商許可の申請は行政書士が行っているので、営業所近くの古物商を取り扱っている行政書士事務所に相談してみるのも良いと思います。

 

又、弊所でも全国対応で古物商の許可申請の代行を受け付けているので、気になる方は下記を参考にしてみてください。

中古車販売ができる古物商の「自動車商」まとめ

この記事のまとめ

  • 自動車商とは古物商の一種
  • 中古車販売は古物商の許可があれば出来る
  • 古物商と併せて登録しておくと仕事の幅が広がるモノもある
  • 労力や時間を考えると行政書士に依頼するという選択肢も!

 

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長島 雄太

長島 雄太

行政書士兼ウェブマーケター。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

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