この記事を書いた人
行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。
「行政書士の資を取得するならどこの学校・予備校に通ったらいいんだろう」
行政書士試験の資格を取得しようと考えた時に上記のような疑問を抱くと思います。
ただし、結論から言うと、行政書士の資格を取得するのに学校・予備校に利用するのはおすすめしません。
なぜなら、行政書士資格の学校や予備校は圧倒的にコストパフォーマンスが悪いからです。
ま~、とはいっても基本的にはおすすめしないというだけで、中には行政書士の資格を取得するのに学校・予備校に通った方が良いタイプの人もいるというのも事実です。
そこで、この記事では行政書士試験の取得に学校や予備校をおすすめしない理由や、どういった人は学校や予備校に通うべきか、通学する場合にはどのような学校・予備校を選ぶべきかを解説していきます。
行政書士の資格取得に学校・予備校はおすすめしない理由
行政書士の資格取得に関して、行政書士の資格学校や予備校に通学しながら資格取得を目指そうとする人は多いです。
確かに、行政書士試験というのは、近年は難化傾向にあるので、資格学校や予備校を利用しようと考える人が多いのだと思います。
でも、正直言って行政書士の資格を取得するにあたっては、資格学校や予備校を利用するのはおすすめしません。
なぜなら、資格学校や予備校は圧倒的にコストパフォーマンスが悪いからです。
行政書士試験の対策を行っている専門学校や予備校はたくさんありますが、平均的な費用としては20万円前後と高額です。
もちろん、高額であってもそれ以上の価値があれば問題ないのですが、ハッキリ言って20万円以上の価値があるとは思えません。
それなら、最近では5万円前後で学校や予備校とほとんどクオリティーの差がない通信講座を利用する方が圧倒的にコスパが良いです。
ネット社会において学校・予備校を利用するメリットはあまりない
あなたが学校や予備校を利用するメリットは何ですか?
クオリティーの高い講義が受けられるから?
通学して授業を聞いた方が理解しやすいから?
確かに、少し前までは資格を取得するとなると、やはり通信講座よりも予備校の方がクオリティーの高い講義を受けられました。
しかし、最近ではネットの普及で通信講座の数が増えることにより、以前に比べて格段に講義のクオリティーが上がっているので予備校と大差はありません。
また、最近ではスマホで講義をダウンロードして、どこでも勉強ができるようになったので、通学して勉強することはむしろ非効率な勉強法に代わってきています。
実際に多くの学校や予備校では教室での講義も行っていますが、オンラインでも講義を配信してます。
となると、結局はスマホやパソコンなどで講義を受けるのでシステム的には通信講座とほとんど変わりありません。
行政書士の学校や予備校を利用するメリットは2つ
ネット社会において、わざわざ高いお金を出して行政書士の学校や予備校に通う必要があるのかというと、学校や予備校に通うメリットも全くないわけではありません。
では、行政書士の学校や予備校を利用するメリットは何かというと、以下の2つです。
- 勉強へのプレッシャーが高くなり合格できる可能性があがる
- 分からない部分を会話で質問できる
勉強へのプレッシャーが高くなり合格できる可能性があがる
行政書士の予備校や学校を利用する最大のメリットはというと、勉強へのプレッシャーが高くなるので必然的に長時間勉強するようになり、結果的に合格できる確率が上がるという点です。
行政書士試験は難関資格と言われながらも、完全な独学で合格できる人も中にはいます。
しかし、そういった人は全体のごく一部で、完全独学となると自分で勉強のカリキュラムを組んで、自分で使用する参考書などを選ばなければなりません。
しかも、誰かに監視されているわけではなく、高いお金を払っているわけでもないので、「ま~、落ちても来年頑張ればいいや」という感じで、勉強をサボることも簡単です。
となると、自分でしっかり正しい戦略や計画を立てれて、その計画通りに勉強を進められる人でなければ独学での合格は難しいです。
一方、学校や予備校を利用する場合には、わざわざ高いお金を払って勉強しているわけなので、「お金を無駄にしたくない!」という気持ちが働いて、なんとしても合格しようと勉強に身が入ります。
また、学校や予備校に通学する場合には、周りの受講生も必死に勉強しているので、その雰囲気に影響されて自分も勉強しようというモチベーションに繋がります。
結果的に、独学で勉強するよりもたくさん勉強に時間を費やすことになるので、結果的に独学よりも合格する可能性が高くなるというわけです。
これは、ダイエットに置き換えてもらうと分かりやすと思います。
ダイエットも自分でやろうと思えばできますが、どんなトレーニングメニューをしたらいいかを自分で考えなければいけないですし、意思が強くなければ運動を長期間続けることが難しいです。
一方、ライザップのような高額のパーソナルトレーニングジムに通うと、高いお金を払ってるから「絶対に痩せてやる!」という強い意志が生まれるので運動を続けられますし、トレーナーが効果的なトレーニングメニューを考えてくれるので痩せられる可能性が高いというわけです。
なので、独学は自分でダイエット、通信講座はスポーツジム、学校や予備校や高額パーソナルトレーニングというようにイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
分からない部分を会話で質問できる
行政書士の勉強をしていると分からないことがたくさん出てきます。
そんな時に、ネットでいろいろと調べることになるのですが、自分の疑問に最適な答えを正確に見つけることが難しいです。
しかも、ネットで書かれている内容は100%正しいというわけではなく、間違った情報というのもめちゃくちゃ多いです。
となると、1つの解らないことに対して数十分~数時間の時間を割かなければ解決できないことも出てくるかもしれません。
そんな時に学校や予備校を利用している場合には、質問のサポート体制が充実しているところもあるので、先生に直接質問することができ、的確に分かりやすく疑問を解決できるのです。
また、通信講座の中にも分からないところをメールで問い合わせることが出来るモノもあるのですが、メールだと文章で的確にわからないことを質問することが難しく、回答が返ってくるまでのレスポンスが遅いのであまり使い物になりません。
行政書士の資格取得に学校・予備校を利用するのが向いている人
個人的には行政書士の学校や予備校はコスパが悪いのでおすすめはしません。
でも、上記のようなメリットもあるので、以下のような人には学校や予備校を利用するのが向いているかもしれません。
学校・予備校に向いている人
- 何でも三日坊主で終わってしまう人
- 自分では意思が弱いと感じている人
- 強制力がないと努力できない人
- 勉強する仲間が欲しい人
- 自分でいろいろ調べるのが苦手な人
- 出来るだけ効率的に勉強したい人
上記に該当するような人は、行政書士の学校や予備校を利用するのもアリではないかと思います。
逆に、もしあなたがある程度は自分で計画を立てたり、自分で調べたりできて、尚且つ、コツコツ努力が出来る人である場合には行政書士の学校や予備校を利用することはおすすめしません。
そういう人は、完全な独学で試験に挑戦するか、学校や予備校よりも価格が安くコスパが高い行政書士の通信講座を利用するのがおすすめです。
行政書士資格に強いおすすめの学校・予備校3選!
ここからは上記で挙げた行政書士の学校や予備校を利用するのが向いている人が利用するのにおすすめの予備校を紹介していきます。
ま~、と言っても、どの予備校を選んだからと言って、合格が左右されるわけではありません。
結論をいうと、ハッキリ言って以下で紹介する予備校であればそこまで大差ないです。
なので、費用と講師の教え方が自分に合った学校・予備校を選ぶことをおすすめします。
LEC東京リーガルマインド
価格 | 249,540円~ |
講義 | 通学・WEB・DVD |
校舎数 | 30校 |
LEC東京リーガルマインドは予備校の中でも最大手の予備校で、通学だけではなく通信講座にも力を入れています。
また、行政書士試験における有名講師も在籍しているので、より質の高い講義を受けたいという人のおすすめです。
伊藤塾
価格 | 198,000円~ |
講義 | 通学・WEB・DVD |
校舎数 | 9校 |
伊藤塾は法律系の資格を専門とする資格予備校で、講義の内容はかなり深い知識まで学習していく点が特徴的です。
なので、すでに法律の基礎知識がある人や、行政書士試験を過去に受験したことがある中級者や上級者におすすめです。
資格の大原
価格 | 199,800円~ |
講義 | 通学・WEB・DVD |
校舎数 | 45校 |
資格の大原は今回紹介する中で最も通学口座に力を入れている予備校で、全国各地に教室があるので実際に通学が可能です。
ただ、通信講座に関しては上記の2社ほど力を入れていないので、実際に教室に通学して勉強したいという人におすすめです。
まとめ
行政書士の資格学校や予備校は安くても20万円前後と高額なので、ハッキリ言ってコスパが悪いです。
しかも、通学で勉強するといっても、昔の塾のような教室の中で先生が授業をしてくれるというスタイルではなく、教室に通学して講義の動画を見るというようなスタイルになるので通信講座と大差はありません。
となると、通信講座であれば5万円程度で利用できるので、本当に20万円もの高いお金を払って資格学校・予備校を利用価値があると感じる人は少ないでしょう。
なので、もしあなたが絶対に行政書士の資格学校や予備校に通学しなければいけない理由がないのであれば、コストパフォーマンスの高い通信講座を利用することをおすすめします。
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長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所