行政書士試験について

【まんがはダメ?】行政書士試験でおすすめの判例集はコレだ!

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

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行政書士試験の勉強において、絶対に欠かせないのが判例集です。

 

特に憲法と行政法については、判例集があるのとないのとで判例に関する理解度が大きく変わります。

 

ただ、判例集を選ぶ際にはまんがの判例集はやめておいた方がいいです。

 

なぜなら、まんがの判例集は行政書士試験の対策用として出版されているわけではないので、試験勉強に使うには適していないからです。

 

では、どのような判例集がおすすめかというと、「みんなが欲しかった行政書士の判例集」です。

 

以下では、漫画の判例集をお勧めしない詳しい理由や、なぜみんなが欲しかった行政書士の判例集がおすすめなのかを詳しく解説していきます。

まんがの判例集をおすすめしない理由

 

行政書士試験では特に憲法や行政において判例に関する問題が出題されます。

 

そして、この判例に関係する問題というのは、判例の結論だけではなく趣旨などの細かい部分に置いても問われる事があります。

 

となると、それぞれの判例についてどのような事案で、どのような論点で争われ、どのように判旨となったのかをしっかり理解しておく必要があるので、判例集を参考にしながら勉強する必要があるわけです。

 

ただ、判例というのは難しい言葉で表現されるので、なかなか内容が頭に入ってこないです。

 

だから、まんがなどで分かりやすく解説されている判例であれば、事案・論点・結論がわかりやすいのではと思って、まんがで解説されてる判例集の購入を検討する人が多いのだと思います。

 

実際に私はそのように考えてまんがの判例集を購入しました。

 

因みに、私が購入したのは「法律入門判例まんが本」で、判例に関するまんがの書籍の中では最もポピュラーな本ですが、経験談から言うとまんがの判例集はおすすめしません。

 

なぜなら、まんがの判例集は行政書士試験の対策用として出版されているわけではないので、以下のようにデメリットがあるからです。

 

  • まんがだけでは判例を理解できない
  • 掲載されている判例の数が少なすぎる
  • 最新の判例が掲載されていない

 

まんがだけでは判例全体を理解できない

まんがの判例集というと、まんがを読んで判例の全体を分かりやすく理解できるとイメージしているかと思います。

 

しかし、実際にはまんがと言っても、コミックのようなストーリー系の漫画ではなく4コマ漫画に近いイメージで、かなり簡略化されて記載されています。

 

つまり、まんがでわかるのはあくまでのふわっとした全体像だけです。

 

では、判例の詳しい内容はどのように知るのかというと、他の判例集と同じように文章で長々と説明されている感じです。

 

まんがで判例を学ぶ最大のメリットというのは漫画の方が判例の内容が頭に入ってきやすいからだと思いますが、その点においてはまんがだけでは判例をほとんど理解できません。

掲載されている判例の数が少なすぎる

私が実際に購入したまんがの判例集である「法律入門判例まんが本」をはじめ、他のまんがの判例集に関しても行政書士試験の対策本として出版されているわけではありません。

 

確かに、行政書士試験で出題されるような重要な判例も掲載されているのですが、掲載されている判例の数があまりに少なすぎます。

 

となると、過去問などを解いていて気になる判例が出てきたときにまんがの判例集で確認しようと思っても、掲載されていないので詳細を確認できないケースがほとんどです。

最新の判例が掲載されていない

まんがの判例集の最大のデメリットは最新の判例が掲載されていないという点です。

 

行政書士試験対策用の参考書として出版されているのであれば最新の判例を掲載して毎年新しい判例集が出版されますが、まんがの判例集は毎年出版されるわけではないので最新の判例集は掲載されていません。

 

実際、私が購入した「法律入門判例まんが本」は2008年に販売されて以降は、新たに判例を掲載し直して出版されているわけではないので、ここ10年分以上の判例が掲載されていないことになります。

 

特に、行政書士試験では最新の判例が出題されることもあるのでまんがの判例集を購入するとこの点で不利だといえます。

行政書士試験におすすめの判例集はコレだ!

 

上記ではまんがの判例集に関してのデメリットをいろいろ解説しましたが、誤解のないように言っておくとまんがの判例の本自体がダメだというわけでありません。

 

むしろ、「法律入門判例まんが本」などはアマゾンでのレビュー評価も高く、書籍としてはかなり優れた書籍であれ事は間違いありません。

 

ただ、まんがの判例集は“行政書士試験の勉強において利用する”のは向いていないということです。

 

では、行政書士試験の勉強に利用するうえでおすすめの判例集は何かというと、「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」です。

 

具体的には以下の点でかなり優れていると感じます。

 

  • 図表付きで争点などが分かりやすく記載されている
  • 争点と結論が一目でわかるように記載されている
  • 判例文の重要部分がわかりやすく表記されている
  • 関連判例や練習問題が掲載されている

 

図表付きで争点などが分かりやすく記載されている

判例は文章だけではなかなか関係性が理解できない複雑も多いです。

 

でも、「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」では、そういった複雑な判例に関しては図表付きで事案を分かりやすく解説してくれています。

 

まんがのように分かりやすくとまでは言えませんが、この図表があるだけで判例の内容が理解しやすいです。

争点と結論が一目でわかるように記載されている

判決文はかなり文章が長いので読んでいる内に「これって結局のところ何がいいたいの?」となることが多々あります。

 

でも、「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」では掲載されている判例の争点と結論がまとめられていて、一目でわかるように記載されています。

 

なので、この争点と結論のポイントを把握したうえで、判決文を読むことでより判例の内容を深く理解できます。

判例文の重要部分がわかりやすく表記されている

「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」では、上記で挙げている争点や論点などの判例の重要な部分い該当する判例文も掲載されています。

 

だから、重要な争点や論点が判決文ではどのように表現されているのかが分かりやすいです。

 

また、行政書士試験では多肢選択式問題において、判例文の穴埋め問題が出題されることもあるので、判例文をしっかり読み込むことで多肢選択式の試験対策もできます。

関連判例や練習問題が掲載されている

「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」では、判例の事案や争点・論点、判例文だけではなく、その判例に関連した判例も掲載されています。

 

判例の中には、事案自体は似ているのに判決結果が違うという判例もあるので、そういったややこしい判例の違いを理解する上では分かりやすいです。

 

また、関連判例と合わせてその判例に関する過去問や練習問題なども掲載されているので、判例ごとにどのような形式で出題されるのかを把握しながら判例知識を学べます。

 

まとめ:まんがよりも「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」がおすすめ

 

難しい判例を理解する上ではまんがはとても有効だと思います。

 

ただ、現在販売されているまんがの判例集の中で、行政書士試験の対策として有効なものはありません。

 

なので、もし行政書士試験の勉強において判例集を使うのであれば、「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」を使うのがおすすめです。

 

私は実際に「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」を使って勉強しましたが、まんがではなくてもとても分かりやすく作られているのでかなり重宝していました。

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