行政書士試験について

行政書士試験の合格者の平均受験回数は?≪受かり易いのは何回目?≫

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

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ネットで行政書士試験の合格者の体験記などを見ていると、「受験1回目で合格した!」という人もいれば、「4回目だけど不合格だった(泣)」という人もいるようです。

 

こんな話を聞くと、合格者の平均受験回数は何回なのかが気になるところですよね。

 

そこで、実際に行政書士試験の合格者の平均受験回数を調べたところ、平均受験回数は2回前後だということがわかりました。

 

また、これまでの行政書士試験の合格者数と合格率の推移を分析すると、行政書士試験は2~3回程度受けると受かり易いということもわかります。

 

そこで、以下では行政書士試験の合格者の平均受験回数と、2~3回受験すると合格し易い理由について詳しく解説していきます。

行政書士試験合格者のアンケート結果の平均受験回数は1.8回

 

行政書士試験の合格者の平均受験回数について、しっかとした正確なデータが出ているわけではありません。

 

しかし、大手通信講座であるフォーサイトが毎年受験生に対して実施しているアンケートの結果はかなり参考になるデータとして挙げられます。

 

フォーサイトの公式サイトでは行政書士試験の受験生に対して行われたアンケート結果を公開しており、その中に2015年度、2016年度、2018年度の合格者の受験回数の紹介されていました。

2015年(合格者:102人) 2016年(合格者:165人) 2018年(合格者:227人) 合計
1回目 52人 101人 130人 283人
2回目 24人 28人 44人 96人
3回目 12人 20人 32人 64人
4回目 5人 9人 8人 22人
5回目 9人 7人 13人 29人
6回目 1.97回 1.74回 1.81回 1.83回

出典フォーサイト公式サイト:ニュースリリース

 

つまり、2015年、2016年、2018年の合格者に対するアンケート結果でみると、合格者の平均受験回数は1.83回だということが分かります。

 

補足

因みに、2017年に関しては受験者全体の受験回数は掲載されていたのですが、合格者のみの受験回数は掲載されていなかったので省略しています。

 

ただし、このデータに関しても注意が必要!

上記のように行政書士試験の合格者の受験回数のデータは他では公開されていないのでかなり参考になるデータだと思います。

 

ただし、ここで注意しなければいけないのは、フォーサイト受講生の合格率が一般の行政書士試験の合格率が高いという点です。

 

フォーサイト合格率 一般合格率
2015年 20.8% 13.1%
2016年 36.3% 10.0%
2017年 42.7% 15.7%
2018年 37.3% 12.7%

出典フォーサイト公式サイト:ニュースリリース

 

上記は行政書士試験における一般の合格率と、フォーサイト受講生の合格率を比較したものです。

 

このデータを見てもらうと分かるように、フォーサイトを受講している受験生の方が一般の受験生よりも合格率が2~3倍高です。

 

つまり、フォーサイトを利用した人の合格者の平均受験回数は1.8回ですが、これはあくまでも合格率が高い人を対象にして行われた数値であって、一般的な平均受験回数は2回前後である可能性が高いと言えます。

行政書士試験合格に重要なのは受験回数よりも勉強時間

 

上記では一般的な行政書士試験の合格者の平均受験回数は2~3回と言いました。

 

となると、行政書士試験は年に1度しか試験が実施されないので、合格するまでに2~3回受験する必要があるとなると2~3年勉強しなければいけないのかというとそういうわけではありません。

 

むしろ、行政書士試験にどれぐらいで合格できるかを参照にするのであれば受験回数のデータよりも勉強時間のデータなのです。

 

合格者の勉強時間のデータに関してのフォーサイトでアンケートが実際されているので、そのアンケート結果を分析すると行政書士試験の合格に必要な勉強時間の平均が分かります。

 

【実際に計ってみた!】行政書士試験に必要な勉強時間の目安は?』の記事で詳しく解説していますが、フォーサイト受講生の行政書士試験の合格者の平均勉強時間は984時間となります。

 

世間一般で言われている行政書士試験の合格に必要な勉強時間は600~800時間と言われているので、その勉強時間と比較すると大幅に上振れしています。

 

ただ、上記でも紹介したようにフォーサイトは一般の合格率の2~3倍高い合格率ので、フォーサイトを利用して勉強している人は一般の行政書士受験生よりも勉強熱心な人が多い可能性が高いと言えます。

行政書士試験で受かり易いのは2~3回目の受験

 

ここまでに行政書士試験の合格者の平均受験回数が2~3回と紹介してきました。

 

2~3回受験すると2~3年間は試験勉強することになるので、トータルで長時間勉強したことになり、合格しやすいということもありますが、それ以外にも2~3回目の受験で合格しやすい理由があります。

 

それは、行政書士試験は受験年度によって合格の難易度にムラがあるからです。

 

行政書士試験の合格の基準は300点満点中180点以上を獲得するという絶対評価制が採用されています。

 

そして、行政書士試験は実施年度によって試験問題が難しい年もあれば、簡単な年もあり難易度にバラつきがあるのです。

 

つまり、簡単な年に受験をすれば180点以上を取りやすいですし、難しい年であれば180点以上が取りにくくなるので、合格しやすい年としにくい年がわるというわけです。

直近に実施された試験の難易度と相関関係がある可能性が高い

 

上記は平成18年~令和1年の行政書士試験の合格者数の人数と合格率です。

 

これらを見てもらうとわかるのですが、行政書士試験の合格者数は毎年3000~6000人前後で、合格率は4.8%~15.7%とその年によってかなり差があることが分かります。

 

また、特に注意して確認してもらいたいのが前年との相関関係です。

 

例えば、合格者数が多い年の翌年は合格者数が少なく合格者数の少ない翌年は合格者数が多いというように、合格者の増減が交互になる傾向であることが分かります。

 

また、平成29年はここ10年の中でも最も合格率が高く合格者数も多いことから、平成30年と令和1年において合格率と合格者数とともに低下しています。

 

おそらく、これは行政書士の合格者数を調整することで、行政書士が飽和・不足しないようにしているのだと考えられます。

 

となると、仮に1度目の受験の際に難しい年に当たったとしても、翌年は比較的難易度が簡単な試験の可能性があるので合格しやすいと言えます。

 

つまり、受験回数が1回だけだと試験の難易度が難しい年に当たってしまった場合合格するのは難しいですが、行政書士試験を2~3回受けることで、その内1回ぐらいは比較的難易度が易しい試験を受けられるので2~3回受験することで受かり易いというわけです。

まとめ:行政書士の合格者の平均受験回数は2~3回

 

行政書士試験の合格者の平均受験回数はおそらく2~3回ぐらいだと言えます。

 

ただし、これは2~3年勉強しなければ合格できないというわけではなく、合格者の平均勉強時間である800~1000時間をしっかりと勉強できるのであれば1回で合格することも可能です。

 

また、個人的には行政書士試験に1度落ちてしまったからと言って、諦めてしまうのは勿体ないと思います。

 

もしかしたら、その年がたまたま試験の難易度が難しい年だった可能性もあり、その翌年は難易度が簡単になることも十分にあり得るからです。

 

特に、2018年、2019年と2年連続で合格率が下降しているので、2020年に関しては合格率が上昇する可能性があり、当たり年なるかもしれません。

 

なので、2020年の行政書士試験にチャレンジしてみる価値があると思います。

 

 

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長島 雄太

長島 雄太

行政書士兼ウェブマーケター。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

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