行政書士試験について

行政書士試験の足切りは何点?一般知識で足切り突破できる対策とは?

行政書士 一般知識 足切り 対策

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

⇒プロフィールの詳細こちら
⇒YouTubeチャンネルはこちら

 

行政書士試験には法令と一般知識のそれぞれに足切りと呼ばれる合格基準点が設けられています。

 

その足切り点というのは法令科目244点満点中122点以上、一般知識56点満点中24点以上です。

 

どれだけ法令もしくは一般知識で良い点数を取ったとしても、どちらか一方の点数が足切り点を越えていなければ合格点に達していても合格できません。

 

つまり、行政書士試験に合格する為には足切り点についってしっかりと理解しておく必要があるわけです。

 

また、行政書士試験の法令の対策は各テキストでしっかりと出来ますが、一般知識の範囲はとても広いのでどのように対策をすればいいのかわからないという人も多いです。

 

そこで、この記事では「行政書士試験の足切りの詳細」と「行政書士試験の一般知識で足切りされない為の対策法」について詳しく解説していきたいと思います。

 

行政書士試験の足切りは何点?

行政書士 足切り 何点

 

本来、「足切り」とう言うのは大学受験などのセンター試験で、一定の水準に達していない学生には2次試験の受験資格を与えない為に設けられている基準の事を言います。

 

行政書士試験は1回のみで、2次試験などは設けられていないから、本来の意味での足切りはありません。

 

しかし、行政書士試験では、法令科目と一般知識科目のそれぞれにおいて一定以上の得点を取らなければ、例え合格点に達していたとしても不合格となってしまうという科目別基準点が設けられています。

 

この科目別基準点がセンター試験の足切りと似ているので、行政書士試験におけるそれぞれの科目別の合格基準点のことを“行政書士試験の足切り点”と呼ばれています。

 

では、行政書士試験に設けられている足切り点は何点なのかというと、以下の点数となります。

内容 要件
合格基準点 試験全体の得点が300点満点中180点以上
法令科目の足切り点 244点満点中122点以上
一般知識科目の足切り点 56点満点中24点以上

行政書士試験に合格する為には、合格基準点の180点以上を獲得した上で足切り点の要件も満たさなければいけません。

 

ただし、法令科目の足切り点はあまり意識する必要はありません。

 

なぜなら、法令科目の足切り点である122点を獲得できなければ、どれだけ一般知識で良い点数を獲得したとしても、そもそも合格基準点に到達することが出来ないからです。

 

つまり、合格基準点の180点を満たした上で足切りになる可能性があるのは一般知識だけだと言えるのです。

 

対策前に知っておくべき行政書士試験の一般知識の出題傾向

行政書士試験 一般知識 傾向

行政書士試験の足切りを突破する為には、一般知識で24点以上を獲得しなければなりません。

 

行政書士試験の一般知識は全部で14問出題され、配点が1問4点となっているので14問中6問以上は正解しなければいけないわけです。

 

しかも、一般知識科目は他の法令科目のように出題される問題が予測が難しく、範囲も「政治・経済・社会・情報通信・個人情報保護・文章理解」と広いため対策が立てにくいので、合格点に到達していても一般知識で足切りされてしまう人も少なくありません。

 

ただ、行政書士試験というのはあくまでもメインは法令科目なので、出来るだけ多くの時間を法令科目の勉強に費やし、足切りされない程度に効率的に時間を使って一般知識の対策をする必要がありまります。

 

行政書士試験の一般知識の中でも点数の取りやすい分野と取りにくい分野があります。

 

だから、一般知識においては出来るだけ勉強時間を取りやすい分野に割いて、取りにくい分野はある程度捨ててしまった方が良いです。

政治・経済・社会の出題傾向

政治・経済・社会の出題傾向は時事問題が多く、日ごろから政治・経済・社会などに関心を持ちながらネットやテレビのニュース、新聞などで話題になっている内容から毎年7問が出題される傾向にあります。

 

ただ、政治・経済・社会の分野においては表面上の浅い知識では正解できる問題は少なく、深く理解していなければ正解できない難問が多いイメージです。

 

また、出題範囲は日本国内の時事だけではなく、世界中の時事問題が出題されるので一般知識の中で対策が最も立てにくい分野です。

通信情報・個人情報保護の出題傾向

通信情報・個人情報保護の分野はある程度は出題される範囲が決まっているので、法令科目などと同じで対策が立てやすく、得点が取りやすい分野です。

 

出題の傾向としてはITの用語や暗号化記述、電子署名や行政手続きのオンライン化、不正禁止アクセスなどに関する問題が毎年4問は出題される傾向にあります。

文章理解の出題傾向

文章理解は高校・大学入試レベルの文章読解問題です。出題傾向としては毎年3問、長文を読んでないようにあう選択肢を選ぶ問題や、穴埋め問題、並び替え問題など、出題形式はさまざまです。

 

問題の難易度はそれほど難しいものではないので一般知識の得点源になる分野ですが、逆に言うと文章理解でしっかりと点数を稼がなければ一般知識で足切りされてしまう可能性が一気に上がってしまいます。

 

行政書士試験で足切りされないための対策法

行政書士試験 一般知識 対策

 

行政書士試験の一般知識に関しては法令科目より範囲が広く難易度の高い問題も多いので、高得点を目標とするのではなく、足切り突破ラインの6問正解を目標として勉強した方が効率的です。

 

そして、出題範囲や問題の難易度から考えると文章理解の3問、通信情報・個人情報保護の4問の合わせて7問から5~6問正解できるように試験対策するのがベストな戦略だと言えます。

 

また、文章理解・通信情報・個人情報程で6問正解出来れば足切り突破ですが、仮に5問しか正解できなくても、政治・経済・社会の残り7問から1問正解出来れば足切りは突破できるので、何としても最低5問は正解できるように対策していく必要があります。

 

ポイント

因みに、政治・経済・社会は全て5肢択一で出題されるので、仮に適当に回答したとしても正解率は1問当たり25%あります。つまり、適当に回答しても7問全て不正解になる確率というのは13%しかありません。更に、選択肢が1つでも絞れれば全問不正解の確率はどんどん下がります。

 

というわけで、文章理解と通信情報・個人情報保護に絞って行政書士試験の一般知識を対策していけばいいというわけです。

 

以下では、それぞれの分野の対策の仕方を紹介していきます。

政治・経済・社会の対策法

基本的には政治・経済・社会は行政書士試験の一般知識においては捨て科目です。ただし、勉強時間に余裕がある場合には対策をしてもいいと思います。

 

政治と経済に関しては過去問と同じような問題が出題される傾向があるので、政治・経済に関しては過去問で対策をすると良いです。

 

一方で、社会に関してはその年によって出題される内容が全然違うので、新聞やテレビなどのニュースをしっかりチェックして、ノートなどにまとめておくと良いと思います。

 

情報通信・個人情報保護の対策法

情報通信・個人情報保護法に関しては法令科目と同じように重要な部分が過去の行政書士試験に頻出に出題されているので、過去問をベースに勉強すると効率的です。

 

そして、ある程度過去問で勉強が進めば情報通信・個人情報程に関して更に深く勉強していきます。

 

情報通信に関しては新しいIT用語などが出題されることがあるので、最新の用語や情報に中心に知識を身につけていきます。一方、個人情報保護の分野に関しては出題範囲が狭いので細かい知識も求められるので、しっかりと条文の読み込んでおく必要があります。

文章理解の対策法

文章理解の対策法も、やはり過去問を解くことがベースとなります。

 

文章理解においては法令科目のように、過去問と同じような問題が出題されることはありませんが、文章理解の過去問をたくさん解いていくうちに文章理解問題を解くコツがつかめてきます。

 

特に文章理解は3問中、最低でも2問は正解しておきたいところなので、文章理解が苦手だという人は1日1問でも良いから、出来るだけたくさん文章理解問題を解いて慣れておいた方が良いです。

 

行政書士試験の一般知識で足切りされないためのテクニック

行政書士試験 一般知識 足切り 対策

 

行政書士試験における一般知識の問題を解く上で、足切りされない為のテクニックがあります。

 

それは、得点しやすい分野から順番に解いていくという事です。

 

行政書士試験の試験時間は3時間と長いですが、正直言ってあまり時間に余裕はありません。

 

だから、ヘタすると順番通りに問題を解いていくと時間が足りなくなって最後らへんはしっかり問題を解けない可能性が出てくるわけです。

 

そして、通常、行政書士試験では法令科目が46問出題された後に、[①政治・経済・社会⇒②通信情報・個人情報保護⇒③文章理解]という順番で14問出題されます。

 

つまり、順番通りに問題を解いていくと一般知識で得点の取りやすい通信情報・個人情報保護・文章理解に十分に時間が割けなくなるのです。

 

なので、一般知識を解く場合には、出来るだけ点数の取りやすい[①通信情報・個人情報保護⇒②文章理解③政治・経済]の順で解いていくことをおすすめします。

 

行政書士試験で足切りされない為の対策まとめ

行政書士試験 一般知識 足切り 対策

 

最後に何度も言いますが一般知識の勉強に時間を割くのであれば、民法や行政法などの勉強に時間を割いた方が得点が伸びやすいので、必要以上に一般知識の勉強に時間を使わない方が良いです。

 

行政書士試験に合格する為には一般知識で最低6問以上は正解しなければいけませんが、一般知識で高得点を目指す必要はないので、行政書士試験の合格という大義を見失わないように勉強していく必要があります。

 

足切りラインが設けられているので不安になって一般知識にたくさんの勉強時間を割きたいと思ってしまいがちですが、一般知識の勉強は必要最低限に抑えて効率的に勉強することこそが行政書士試験合格への近道だということを忘れてはいけないですね。

 

 

  • この記事を書いた人
長島 雄太

長島 雄太

行政書士兼ウェブマーケター。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

-行政書士試験について
-, ,

© 2021 ナガシマガジン|NAGASHIMA 行政書士事務所運営ブログ