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【行政書士試験の憲法の勉強法】暗記のコツは過去問と判例集と動画

この記事を書いた人

長島 雄太

NAGASHIMA行政書士事務所

行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。

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行政書士試験における憲法は、法令科目の中では行政法と民法に次いで重要な科目です。

 

配点に関しても300点満点中33点を占めるので、決して軽視できる科目ではありません。

 

では、憲法はどのように勉強すればいいのかというと、コツは過去問と判例集と動画の3つです。

 

ただ、全問正解できるような出題形式ではなく、毎年1~2問程度は難問が出題されるので、あまり勉強時間を割きすぎずに効率的に勉強して5者択一式と多肢選択式で18点ぐらいを目標に勉強してみてください。

 

以下では、行政書士試験の憲法に関して効率的な勉強法について紹介していきます。

行政書士試験における憲法の概要と出題形式を知る

 

憲法は国の最高法規であって、我が国の法律の土台となるものです。

 

憲法というのは日常生活においてはあまり馴染みのないものなので難しいと感じるかもしれません。

 

でも、行政書士試験における憲法は出題形式がある程度決まっていて予想できるので、対策しやすい科目ではあります。

 

憲法の出題形式は5者択一式と多肢選択式の2種類で、出題内容は基本的には判例知識と条文知識です。

 

しかも、民法や行政法のようにひねった問題の出題は少なく、判例知識や条文知識をしっかりと知っていれば解ける問題がほとんどです。

 

となると、行政書士試験の憲法に関してはとにかくどれだけ効率的に判例と条文を暗記できるかが鍵となります。

憲法の勉強法①:テキストで憲法の基礎知識や全体像を把握する

 

まず、憲法を勉強する際に一番初めにすることが、テキストを使って憲法の基礎知識や全体像を把握します。

 

この時に、ポイントとしてはテキストに記載されている内容を暗記しようとするのではなく、あくまでも憲法がどのようなものか大筋を掴めればOKです。

 

例えば、法律というのは「国が国民に対して権利を制限するもの」なのに対し、憲法は「国から国民の権利を守るもの」というような大枠を理解していきます。

 

こういった前提知識をしっかり身につけておくことで、過去問などの解説を読んだ時に理解がしやすくなります。

 

また、憲法というのは条文によって3つの分野に分かれているということを知っておくと今後の学習で知識の整理をしやすいです。

 

  • 憲法総論(1~9条)・・・憲法の特色や基本原理について
  • 人権分野(10~40条)・・・国民の義務と基本的人権について
  • 統治分野(41~103条)・・・国の統治機関と三権(司法・立法・行政)について

 

憲法の勉強法②:過去問・問題集を解く

 

ある程度憲法の全体像や基礎知識が身についてきたら、今度は過去問を解いていきます。

 

ポイントはテキストで暗記するのではなく、過去問を何度も解くことで暗記していくという点です。

 

行政書士試験で絶対にやってはいけない勉強方法とおすすめの勉強法』の記事で詳しく解説していますが、人間の脳というのは“思い出そう”とするときに記憶が定着するという研究データが出ています。

 

つまり、過去問や問題集を解くと時に「この問題ってどうだったっけ?」と思い出す時に脳に知識が記憶されるというわけです。

 

ということは、テキストを何度何度も読み返しても暗記するよりも、分からないまま何度も過去問を解く方が効率的に記憶することが出来ます。

 

因みに、憲法の過去問を勉強する上でのおすすめの過去問は「合格革命 行政書士 肢別過去問集」と「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」です。

 

なぜ、「合格革命 行政書士 肢別過去問集」と「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」がおすすめの過去問なのかについては『この3冊以外買う必要なし!行政書士試験におすすめの過去問・問題集』の記事で解説しているので、気になる方は合わせて読んでみてください。

 

憲法の勉強法③:判例集で結論に至る理由を理解する

 

憲法の過去問を解いていくと「これはどんな事件なんだろう?」「どういう理由でこのような判決が出たんだろう?」と疑問が出てくると思います。

 

そして、この疑問が出てきた時には、疑問を無視せずに判例集を使ってどのような事件なのかや、なぜそのような判決が下されたのかを調べるのがとっても重要です。

 

なぜなら、結論だけよりも、結論に至る理由+結論の方が記憶しやすいからです。

 

例えば、以下のような判例があります。

  • 薬局開設時の薬局間の距離制限⇒違憲
  • 公衆浴場営業時の公衆浴場の距離制限⇒合憲

 

これだけで覚えていると、勉強してからかなり時間が経過した後に問題として出題されたら、「あれ?どっちが意見で、どっちが合憲だったっけ?」ってなってしまうと思います。

 

でも、これを判例の内容を理解して、以下のように覚えると後々混乱することもなくなります。

 

  • 薬局開設時の薬局間の距離制限は薬品の安全性を確保するために設けられている。しかし、薬局が乱立したからといって、薬品の検査を厳しくするなど策を講じれば薬品の安全性は確保できるので、必ずしも距離制限を設けなければ薬品の安全性が確保できないというわけではなく合理性に欠けるため違憲。
  • 公衆浴場の距離制限は、経営の困難から廃業や転業を防ぐために設けられている。そして、公衆浴場が乱立すると客を奪い合うことになるので、結果的に経営不振になる公衆浴場が出てくるため、公衆浴場の乱立を規制する公衆浴場の距離制限は合理性があり合憲。

 

判例の内容をしっかり理解することで、同じ「距離制限」において、なぜ片方が違憲で、片方は合憲なのかを理解できるようになるのです。

 

なので、憲法に関する判例問題を勉強する場合には、判例集で判決に至る理由と結論を確認しながら勉強していくと効率的に覚えられ、応用問題にも対応できる力が身に付きます。

 

憲法を勉強する上での使用するおすすめの判例集は「みんなが欲しかった行政書士の判例集」です。

 

 

この判例集は掲載されている判例の数も多く、判例の争点や結論、判例の趣旨などが分かりやすくまとめられています。

 

もちろん、憲法だけではなく行政法や民法、商法の判例の載っているので、判例集はこれ1冊で大丈夫です。

 

憲法の勉強法④:動画で効率的に憲法を暗記

 

憲法で判例に関する問題以外に出題されるのが、憲法の条文に関する問題です。

 

そして、この憲法の条文に関する問題というのは、基本的には憲法を丸暗記しておけば解ける比較的ラッキー問題です。

 

ただ、簡単に憲法の丸暗記と言っても、憲法は103条あるのですぐに覚えられるモノではありません。

 

そこでおすすめの勉強法が憲法を朗読している動画を移動中にただひたすら聞くというものです。

 

歌を何度も何度も聞いていると勝手に覚えてしまうのと一緒で、憲法をずっと聞き続けることで努力しなくても勝手に憲法が覚えられるというわです。

 

因みに、おすすめの憲法の条文動画はフォーサイトの上記の動画です。

 

この動画は憲法条文の朗読だけではなく、試験に出題される可能性がある論点や重要点なども解説しているのでおすすめです。

 

また、ユーチューブの有料会員になると動画をダウンロードしてオフラインで再生することも可能なので便利です。

 

まとめ

 

今回紹介した行政書士試験の憲法の勉強法を実践することで、5者択一式で3問程度、多肢選択式でも半分以上は正解できるぐらいの知識を身につけられるようになると思います。

 

ただし、行政書士試験においては憲法よりも、行政法や民法などの方が圧倒的に重要な科目なので、憲法を勉強しすぎずに出来るだけ短時間で効率的に学習し、行政法や商法に時間を割くことをおすすめします。

 

 

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長島 雄太

長島 雄太

行政書士兼ウェブマーケター。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。その後、行政書士資格を取得して行政書士事務所を開業。

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